【ついに決定】むちゃぶり法話バトル第1回ベスト法話発表!!

こんにちは。フリースタイルな僧侶たちWeb版の編集部です。

7月に開催したお坊さんによるWeb説法大会「むちゃぶり法話バトル」。

お題を「タピオカ」に設定し、全国のお坊さんから投稿いただいた法話を、審査員に1人1つセレクトいただき、現在3つの法話が候補となっています。

セレクトされた3つの法話はこちら

  • エントリーNO.1  佐山拓郎上人
  • エントリーNO.2  笠原泰淳上人
  • エントリーNO.3 うたうお坊さん上人

そして先日、読者投票期間が終わり、ついに集計の結果が……
そうです。大変お待たせしました。

第1回むちゃぶり法話バトルの「ベスト法話」が決定しました!!!

 

この夏、皆さんの心の琴線を震わせたベスト法話は……

こちらの法話です!!!!!!!!!!!!!

 

エントリーNo.3

  • お名前:うたうお坊さん
  • ご年齢:28歳
  • 所属寺院:法音寺
  • SNS:YouTube

ベスト法話全文

タピオカブームに乗っかり、うちの田舎町にもついにタピオカ専門店ができました。
週末になるといつも行列ができます。

行列に並んでいると、お会計をしている若いお姉さんが『すいませーん。タピオカって単品で持ち帰りできないんですかー?』と聞いていました。

店員さんは『申し訳ありません。タピオカ単品での販売はしてないんです。』と謝ってました。

『そういえばタピオカって、単品では見たことないなぁ。ミルクティーとかパフェとかいつも何かに入ってるんだよなぁ。それでいて主役になれる存在なんだよなぁ』と、

そんなことを考えているとふと、仏教用語の『主人公』という言葉が頭に浮かんできました。

そう実は『主人公』という言葉は仏教の言葉なのです。意味は、自分の中にいる本当の自分という意味。

タピオカと同じように僕達は様々な環境や人と交わりながら生活をしています。

その中で時に、周りに流されて自分を見失ってしまうことも多くあります。

僕自身も周りの意見を聞きすぎて、本当に自分がやりたいことを見失いかけていたこともありました。

でもタピオカはタピオカなのです。

ミルクティーと交わろうがパフェと交わろうが、蛙の卵みたいで気持ち悪いと言われようがタピオカはタピオカです。

パフェでは底にいて、なかなか出てこないけど『主人公』なんです。

よーく見るとかなり気持ち悪いけど『主人公』なのです。

でもそれって僕たち人間も同じではないでしょうか?

建前で取り繕っても所詮は、『誰かに愛されたい』との欲求を満たしたい生き物なのです。よーく見ると気持ち悪いんです。。。

本当の自分と向き合うとは、自分の中の弱さや、恥ずかしさ、気持ち悪さを認めてあげるということ。

そして周りに何と言われようと、自分のやりたいことを自分なりに成し遂げること。

それが、人生を力いっぱい楽しむことだと思っています。

だって、人生の『主人公』はやっぱり自分自身なのですから。

 

編集部より

読者投票の結果、記念すべき第1回のベスト法話の栄冠に輝いたのは、うたうお坊さん上人の法話でした!!!おめでとうございます!!

タピオカそのものを人間に喩えるという、流行の飲み物と今を生きる私たちが抱える悩みを結びつけたお話が、見事第1回のベスト法話です!

ちなみに、票の内訳は以下のグラフのようになりました。

以上のように、接戦でした。あくまで個人的な見解ですが、エントリーNO.1の法話は文章としての美しさに心を配り、エントリーNO.2は自然体を心がけた法話だったように思われます。また、エントリーいただいた16本すべての法話にもそれぞれの個性があり、見る者聴く者によっては、評価は異なるのかもしれません。

しかし、中でも、今回ベスト法話に選ばれたエントリーNO.3の法話には、選ばれる理由が確かにあったように思われます。

「タピオカはよく見たら見た目が気持ち悪い」という誰もがギクッとするフックから始まり、それを人間本来の欲望の「気持ち悪さ」とリンクさせる切り口は、他の法話には見られない斬新なものでした。また、タピオカがミルクティーと混ざりあう姿を、周りに必死に同化させようとする自分と紐つけたのも、美しい構成です。その上で、タピオカを、そして自分自身を、「主人公」と説くメッセージ性は、他者の目を気にしがちな現代社会においてはなお一層、多くの人の心に刺さったのではないかと思います。自分の弱さや、恥ずかしさ、気持ち悪さを認め、本当の自分と向き合うことが大切だという、人生と向き合うためのヒントに共感した方が数多くいらっしゃったのだと、グラフを見て感じました。

改めまして、うたうお坊さん さま、第1回むちゃぶり法話バトル「ベスト法話」受賞、おめでとうございます!

 

むちゃぶり法話バトル 第2回開催決定!!!

さて、むちゃぶり法話バトルいかがだったでしょうか?

第1回の開催ながら、12名の僧侶の方から16本の法話をエントリーいただけたこと、さらにはまだ見ぬ仏教と日常の接点を垣間見えたことは、編集部一同大変喜ばしく思っています。

また審査員の方へインタビューした際に仰っていました。「仏教は何気ない日常の中にこそあり、とても身近なものなのだと改めて思いました」と。この企画を通じて、読者のみなさまも同じような思いを感じていただけたのなら大変嬉しいです。

 

そして、今回好評だったこともあり、第2回むちゃぶり法話バトルの開催が決定しました!!!!!!

ただ実のところ、タピオカに続く、次のむちゃぶりお題を何にすればいいか、ただいま編集部で検討中です。

そこで、ぜひ読者のみなさまから「こんなテーマの法話がみてみたい!」という意見を募集してみたいと思います。

つきましては、フリースタイルな僧侶たちの公式Twitterアカウントにて次回テーマの募集をしますので、ツイートにリプライの形で、むちゃぶりお題を返信いただけませんでしょうか? 編集部にて精査の上、次回テーマの参考にさせていただきます!

テーマと開催日時が決まり次第、改めて当サイトにてお知らせをしますので、お待ちいただけますと幸いです。

次回も僧侶の皆さんによる珠玉のご法話を心よりお待ちしています!!

(最後になりましたが、お忙しい中にもかかわらず法話をご投稿くださったみなさま方、快く審査員を引き受けてくださったみなさま方、誠にありがとうございました。)