Magazine
vol.37
僧侶の目から見える「苦悩」の光景
生きていれば誰もが避けられない、大切な人との別れ。私たちはそれに遭遇するたびに、苦悩します。では、こういった苦悩を抱える私たちに仏法を通して寄り添うことが、存在意義のひとつであるともいえるお坊さんは、自身が苦悩に接した際にどのように苦悩を捉え、乗り越えるのでしょうか。
今回寄稿してくださったのは、東京都世田谷区にある臨済宗妙心寺派・龍雲寺のご住職、細川晋輔さんです。 細川さんは修行中に二つの別れに接しました。そして苦悩の末に「自分の答え」が定まり、そこで初めて、ある仏教の教えが自分の血肉になったと言います。
一人の人間として、臨済宗の僧侶として接した苦悩の光景。
僧侶ではない私たちにも多くの示唆を与えてくれるはずです。
そのほか、今号の連載は下記の通り。
・連載漫画:「お坊さん日和。」第14話「さよなら!? みつあきくん(後編)」
・コラム:受けた恩を別の人に送る。恩が世の中を巡り巡る新しい社会のカタチ。
・連載企画:「しりとり法話バトル」 第10回のお題は「途中」