地獄アクション映画『神と共に 第一章:罪と罰』が仏教を体感できる傑作だった

こんにちは。フリースタイルな僧侶たちWeb版の編集長の稲田ズイキです。

みなさん、日頃から「仏教」感じてますか?

Web版フリスタには、「MUSIC 僧 ON」といって、仏教に生きる人たちが普段聴いている音楽の中に感じた「気づき」を紹介する連載があります。

「このフレーズ、ブッダと同じこと言ってるかも…」とか、
「このメロディー、お経っぽいんだよな」とか。

実は普段楽しんでいるコンテンツの中に、仏教との交差点はたくさん発見できるんです。

さて、今回ご紹介したいのは、仏教的な気づきを得られる、とある映画。
その名も、「神と共に」です。

映画『神と共に 第一章:罪と罰』

え?神じゃん?仏じゃないじゃん!

そう思われた方がいるかもしれません。ご安心を。

映画の内容はびっくりするくらい仏教尽くしでした。

公式の情報によると、

  • 観客1200万人を動員
  • 韓国の仏教の世界観を表現
  • 善因善果・悪因悪果の因果応報を可視化するCG・VFX

え、1200万人って、冷静に考えてやばくない?(※韓国の人口、約5000万人)
しかも、それが仏教的なモチーフのストーリーで?
因果応報を? 可視化するCG・VFX?

こりゃ、観ないわけにいかない!

と、こんな感じで仏教ラブな琴線に触れ、興味を持っていたところ、ラッキーなことにマスコミ試写会にご招待頂き、鑑賞してきたわけです。

フリスタ読者におすすめしたい理由

思わず、涙してしまう場面が多々ありました。

涙したのは、もちろん感動的なストーリーだったからなのですが、それ以上に「死と生の表裏一体の関係性」があまりにも見事に表現されていて感銘を受けたからです。

死があってこそ、生がある。そんな仏教に通じる一つのメッセージを、こんなにも過不足なく物語として描いている映画は初めてでした。

もちろんエンタメとしても楽しめるのですが、仏教を本質的に理解したい人へ激しくオススメしたいと思いました。

仏教のお経の中には、地獄だったり極楽だったり「死後の世界」が説かれるものがありますよね。
なぜ仏教ではそれが語られるのでしょうか? 

その答えは僧侶の数だけあると思いますが、一つ確実にあるのは「よりよく今を生きるため」でしょう。
死後の世界は、生前の世界より鮮明に「生」を映す。
この映画を見て、痛いほど実感したことです。

ということで、試写会に行った結果、フリスタ読者の皆さんに『神と共に 第一章:罪と罰』をぜひオススメしたいと思ったので、以下に映画の概要を簡単に紹介します!

概要

原作は同名のウェブコミック 「神と共に」(著:チュ・ホミン)。
「地獄」の仏教的世界観を、感動のストーリーで表現し、爆発的な人気を得ていた漫画作品です。

そんな作品を、第1章・第2章の二部作で映画化したところ、韓国では累計動員数が2700万人(韓国人口の半分以上)の歴史的大ヒットを記録したそう。

韓国の映画としては、2017年に日本でも話題になったゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』を超えたヒットだそうで、そんなモンスター映画が今年、日本にも上陸。

『神と共に 第一章:罪と罰』5/24(金)
『神と共に 第二章:因と縁』6/28(金)
(新宿ピカデリーほか全国ロードショー ※詳細は公式サイトにて)

ストーリー

火災現場で少女を救い、壮絶な殉死を遂げた消防士ジャホン(チャ・テヒョン)を迎えた冥界の3人の使者であるカンニム(ハ・ジョンウ)ヘウォンメク(チュ・ジフン)ドクチュン(キム・ヒャンギ)は、「人は亡者になると49日間のうちに7つの地獄で裁判を受けなくてはならない」というルールを言い伝える。その裁判すべてを無罪でクリアした者だけが、現世に生まれ変われるというのだ。かくしてジャホンは3人の使者に導かれ、<殺人、怠惰、ウソ、不義、裏切り、暴力、天倫>という7つの地獄を巡るはめになるが、実直で勤勉な“正義の亡者”であるはずのジャホンの意外な過去が次々と発覚し、冥界と下界を巻き込んだ壮絶なバトルが勃発する!

※詳細は公式サイトにて

個人的にグッときたのが、映画の冒頭がお経の一節の引用からはじまるところ。

さらに、仏教ファンの人ならお気づきになるのかもしれないのですが、地獄の世界観が、日本人の僕たちがよく知っているものとは、多少異なっています。
お隣の国の仏教観がどう違っているのかを知れる点でも、かなり興味深い映画です!

『神と共に 第一章:罪と罰』は5/24(金)に公開。
感動と興奮が交差する迫力の映像とともに、普段考える機会の少ない「死後の世界」について、ぜひ体感してみてください!

『神と共に』 
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